派遣とは?初めて派遣サイトを利用する方に向けて徹底解説

皆さんこんにちは!管理人の眞太郎です。

さて、本記事に訪れた方の中には、以下のような情報を求めてたくさんの記事を読みあさっていることでしょう。

  • 派遣って何?すぐに働けるの?
  • 派遣の登録って面倒くさいのかな?
  • 派遣で働いたお金はいつもらえるの?
  • 派遣は社会保険とか税金関係はどうなるの?

このように、全く派遣について知らない方にとっては未知の情報も多いかと思います。

私自身も初めて派遣サイトを利用した際、頭の中は「?マーク」だらけでした。現在も定期的に派遣を利用して生計を立てていますが、思ったより登録も簡単ですし、意外にも時給が高くて正直助かっています。

私自身が実際に経験して分かった情報も含め、本記事ではこれから初めて派遣で働こうと考えている方に向けて、可能な限り分かりやすく解説しておりますので是非最後までご覧頂ければと思います。

本記事に記載の情報は、2025年7月時点の情報になります。また、派遣サイトによっては呼称含め仕様が異なる場合がありますので、必ず登録する派遣サイトにてご自身でご確認ください。

派遣とはそもそも何なのか

まず、世の中で『派遣で仕事するかー』とか、『派遣で繋ぐかー』など、職を探している方々にとっては「派遣」という言葉を頻繁に耳にする機会があると思いますが、そもそも派遣とは一体何なのか?って話ですよね。結論から言うと、派遣は直接企業に雇用されるわけではなく、派遣会社を通して働く雇用形態になります。

中には1カ月~3カ月以上の長期の派遣もありますが、一般的に派遣サイトで稼ぐと言えば一日単位の仕事(スポット)が主流ですね。

また、通常は企業と雇用契約を結び、事前に設定された給料日に給料が支払われる(月末締めの翌月10日払いなど)のが一般的ですが、派遣の場合には派遣先によって給料日が異なり、また派遣サイトによっては「前払い制(即払い)」を導入されている場合もあるので、働いたその日にお給料をもらうことも可能です。

つまり直接雇用の正社員やパート・アルバイトではなく、短期的な日雇い仕事的なイメージですね。

前払い制(即払い)とは?

前払い制(即払い)とは、本来決められた日に支給される給料を働いたその日(即日)にもらえる制度です。登録した派遣サイトによって「前払い」、「即払い」、「即給」など呼称は異なりますが、大体が前払いを連想させる言い回しになっていますので比較的分かりやすいです。

『どうしても今日中にお金が欲しい』や『3日以内に2万円用意しなきゃ』など、派遣は働いたその日にお給料を手にすることができるので、急な出費に対応できるのが最高の特徴でもあります。

私の知人には、複数の派遣サイトを駆使して一日に2か所以上の企業に出勤し、日給2万円以上稼ぐ猛者もいます(汗)

派遣社員と契約社員の違い

ここで気になるのが、派遣社員と契約社員の違いは何なのか?ということですが、契約社員においては基本的に雇用期間を定めた直接雇用の雇用形態です。一方で、派遣社員は雇用期間を定めず(長期の場合は除く)派遣会社を通した雇用形態であることが言えます。

契約社員→直接雇用、契約期間有り(更新は企業次第)

派遣社員→派遣会社を通した雇用、契約期間は1日単位の短期や1カ月以上単位の長期まである

派遣に登録して実際に働くまでどれくらいかかる?

派遣に登録して実際に働くまでの期間ですが、派遣サイトにもよりますが基本的には即日登録が完了して、早ければ翌日には働くことが可能です。つまり登録した翌日には働いたお金をもらうことが出来るってことですね。

実際に私自身も5つの派遣サイトに登録していますが、一部派遣サイトを除き基本的にはアプリ上で身分証のアップロードや振込口座の登録をするだけなのでとても簡単です。中には、電話確認が必要なケース、説明会に参加しなくてはならないケースなど、派遣サイトによってまちまちですが特に面倒なことはありません。

派遣で働いたお金はいつもらえるの?

派遣で働いたお金は、派遣先の支給日に準じて支払われます。例えば、派遣先が「月末締めの翌月20日払い」となっている場合には、働いた翌月の20日に登録した口座に振り込まれます。

ただし、前払い制(即払い)を利用すれば、働いたその日にお給料をもらうことも可能ですが、派遣先の企業が即払いに対応していない場合には規定の支払日まで待つ必要がありますので、どうしても早くお金が欲しい場合には「即払い可」と記載のある派遣先を選ぶようにしましょう。中には、当日現金手渡しの企業もあり、その場合は退社時に現金で支給されます。

ちなみに補足ですが、派遣先によっては交通費が支払われる派遣先もあります。その際、交通費に関しては即払いではない場合もあるので事前に把握しておきましょう。また、事前に交通費の申請が必要な派遣サイトもあるので、必ず登録した派遣サイトにてご自身でご確認ください。場合によっては、事前申請を忘れたせいで交通費が支給されないケースもあるようなので注意が必要です。

参考例

働いた分の給料→即日、または翌月20日

交通費→翌月20日にまとめて振込

派遣で働く条件はある?

派遣で働く条件においては、基本的に制限等はないのでどなたでも気軽に働くことが可能です。

ただし、制限はないものの、しっかりと受け答えができることや、サボらずに仕事をすることができる人でないと派遣で働くことは難しいです。

派遣先の企業によっては厳しい場所もあり、「次回NG」つまり出禁のレッテルを貼られてしまうと、その企業では二度と働くことが出来なくなりますし、場合によっては他の派遣先にも影響してしまう可能性もあるので注意が必要です。

特に、仕事が出来る出来ないよりも、遅刻や当日欠勤はご法度です。急な欠勤は派遣先に非常に迷惑がかかるため、派遣サイトによってはペナルティが課せられる場合もあります。

例えば、マイナス行為をポイント化している派遣サイトもあり、規定ポイントに到達すると新たに仕事に申し込めない状況になったり、最悪の場合は強制退会させられてしまう可能性もあるそうです。

ただどうしても急用ができて出勤出来ない場合もあると思います。例えば私の場合だと子供が体調を崩して学校を休んだとか、天候で大雪が降って行けないとか、1日当欠したくらいではさほどのペナルティにはならないのでご安心ください。

ものすごくざっくり言いますが、ごく普通に仕事をしてごく普通にこなせば特に問題なく働くことができます。

派遣で働く際に準備するもの

続いて、派遣で働く際に準備するものについてですが、基本的には募集ページに記載されているものを持参すればOKです。

作業着なのか、デニムでもよいのか、またはスラックス着用なのかなどの指定が必ず記載されています。また、昼休憩時に食べるお弁当や、筆記用具、倉庫系だと安全靴や軍手、当日現金支給の派遣先では印鑑などが必要な場合もあります。

とにかく募集ページをしっかりと最後まで目を通し、持参するものだけでなくNG行為なども把握しておきましょう。中には、アパレル系の倉庫だとライバル他社の製品着用を禁じている場合もありますので、現地に行ってから不快な思いをしないよう事前に確認することを強くおすすめします。

派遣はどんな仕事がある?

これから派遣で仕事をする方にとって、派遣はどんな仕事があるのか気になりますよね。ここ最近は派遣が非常に活発な傾向にあり、多種多様な仕事がたくさん募集されています。

言ってしまえば、24時間365日何かしらの仕事が出ています。

倉庫系なら段ボールの搬入、ピッキング、棚卸作業、飲食店ならホールスタッフや皿洗いなど、イベントの設営や引っ越し業者の補助など、驚くほどたくさんの仕事が出ています。

派遣サイトの登録自体はすぐに出来るので、というか登録しなくても募集ページを見ることができる派遣サイトも多数あるので、実際にどのような仕事があるのか見てみると良いと思います。

派遣は社会保険とか税金はどうなるの?

続いて、派遣で働いた場合に社会保険やその他税金はどうなるのか?ですが、おそらく派遣で働こうと考えている方の中で上位に入る気になる情報かと思います。

基本的には、派遣であろうが直接雇用であろうが、一定の条件を満たした場合は社会保険に加入する義務があります。

しかし、以下の条件に該当する場合は社会保険の加入対象外となります。

  • 日雇いの場合
  • 雇用契約期間が2カ月以内の場合(2カ月以降も雇用見込みがある場合は最初から加入義務あり)
  • 季節的な業務(4カ月以内)の場合
  • 臨時的事業(6カ月以内)の事業所で働く場合

つまり1日単位の短期派遣の場合は、社会保険に加入することはありません。週に5日出勤しようが、週に20時間以上働こうが社会保険に加入する必要はありません。

人によっては、社会保険に加入したくない方もいるでしょうし、逆に社会保険に加入したい方もいると思いますが、どうしても社会保険に加入されたい方はそもそも派遣ではなく、直接企業に雇用してもらえる方法を選択することをおすすめします。

また、派遣先によっては、長期雇用を募集している場合がありますが、その際には社会保険に加入せざるを得ない場合もあります。ですが、大体の場合は長期のほうが時給も高い傾向にあるので社会保険に入りたい方にはおすすめです。

その他の税金といえば「所得税」が該当すると思いますが、農業など当日現金払いなどの派遣先を除き、基本的には給料から差し引かれます。これがちょっと面倒な部分ではあるのですが、毎年3月に実施される確定申告で清算することができますので、多く払った分は確定申告後に還付されますのでご安心ください。

念のため記載しておきますが、派遣で働いた所得はすべて税務署に筒抜けです。というのも、派遣先が所得税を徴収している以上、派遣先が直接税務署と各市町村の役所に提出しているからです。

ちょっとくらいならバレないではなく、必ず申告することをおすすめします。

派遣先から直接雇用される可能性はある?

定期的に同じ派遣先で働いていると、派遣先の方から「直接働かないか」と勧誘されることもあるそうです。ただしこれ、実は派遣先と派遣会社の間での規約違反に該当する可能性があります。いわゆるヘッドハンティングをする行為はNGとされている場合があるので、まっとうな企業は堂々と勧誘はしてこないはずです。

私自身も実際に勧誘されたことはあったのですが、そこまで良い会社でもなかったので丁寧に断りました…(笑)

ですので、直接雇用してもらえる可能性はあるにしても、完全にクリーンなことではないので十分に注意して判断していきましょう。

派遣で働くメリット

ではここからは、派遣で働くメリットについて解説していきます。

やはり派遣で働く一番のメリットは、自分の都合で自由に働けることですかね。空いた時間に自分で選んだ場所で働くことができるので、ぶっちゃけ独り身の方なら日本全国旅をしながら、その地その地で単発の仕事をこなしながら生活をすることも可能です。

中には、人間関係に不安を抱えている方もいると思いますが、派遣ならその日しか顔を合わさないので面倒な人間関係がないので気持ち的にはとても楽です。

また、働いたその日にお金を手にすることが出来るので、現在お金に困っている方はもちろん、職を失って就職先が見つかるまでの繋ぎとしても活用できます。

専業主婦の方が月に3回程度稼ぎたいなんて場合でも、派遣なら手軽に稼ぐことが可能ですね。

派遣で働くデメリット

派遣で働く最大のデメリットは、やはり社会的信用の低さですかね。

正社員ではないのでボーナスをもらうことは出来ないですし、基本的には社会保険に加入することも出来ないので将来的に見ると不安なことも多くなります。やはり厚生年金と国民年金では将来もらえる額が違うので、ずっと派遣で働くっていうのはちょっと考えものですね(汗)

また、派遣先によって様々ですが、中には派遣というだけで雑に扱われることも多々あります。まぁこの辺は派遣で働く以上仕方のないことですが、それでも最近はハラスメントに敏感になっているのでマシにはなっているようです。

もし派遣先で嫌な気持ちになった場合は、二度とその派遣先に行かなければ良い話ですし、あまりにもひどい場合には派遣元を通じて訴えても良いと思います。

働きやすい派遣先もたくさんありますので、自分に合った職場を見つけていきましょう!

まとめ

まとめになりますが、これから派遣で働こうと考えている方は、まずは派遣サイトに登録してどのような仕事があるか実際に見てみましょう。そして、実際に派遣で仕事をしてみましょう。

私自身は自営業で本業の傍ら派遣サイトを利用しているのでガチガチの派遣マンではありませんが、個人的には利用していて便利だなと感じていますし、意外にもけっこう楽しんで利用しています。

もちろん正社員で働くのが一番良いとは思いますが、学歴もなく年齢もそこそこいっていると再就職は簡単ではないはずです。そんなとき、派遣ならとりあえず日当1万円程度なら簡単に稼ぐことができるので、まずは派遣サイトを利用してみるのも良いと思いますよ。

以上、最後までご覧頂きありがとうございました!

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